金属素材を切削加工している時、作業中に切削温度(切削熱)が発生して品質に影響する場合があります。このページでは、切削加工における温度管理の考え方や注意点、また実際に切削温度を下げる方法などを解説しました。
切削温度とは、切削加工中に発生する熱を指し、作業時にはこの切削温度の管理や熱対策が重要なポイントとなります。
そもそもあらゆる物質は強い摩擦によって発熱が促されるものであり、高速回転する工具で金属を切削加工する際にも、摩擦によって高温が生じます。このため、切削加工においては常に適切な温度管理や熱対策が求められるのです。
切削加工で発生する熱が過剰な高温状態になると、ワークにさまざまな悪影響を及ぼす可能性があるため、無視はできません。
例えば、融点の低い金属素材では、高温により工具との接触部が溶解・変形し、設計通りの寸法を保てなくなる可能性があります。一方、融点が高く耐熱性のある金属素材でも、切削熱の影響で工具が劣化したり、最悪の場合破損するリスクが生じます。
切削加工において、高温の発生は品質の低下をはじめ、さまざまな悪影響やトラブルを引き起こす要因となります。そのため、切削加工では熱の発生を抑え、切削温度を適切にコントロールすることが欠かせません。
切削温度が上昇する主な原因は、素材と工具が激しくこすれ合うことで生じる摩擦熱です。この温度を下げる方法としては、主に「冷却する」・「摩擦を減らす」ことが挙げられます。
具体的には冷却剤として「切削油」を使用しながら加工を行い、冷却と摩擦係数の低減を同時に追求する方法が一般的です。また、連続作業の時間をコントロールして、温度が過度に上昇しないように管理することも効果的です。
さらに、切削温度は素材や工具の性質にも左右されるため、最初に適切な選定を行うことも大切です。
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なお、ここで紹介する会社は、信頼できる加工会社を選ぶ際に大前提として押さえておきたい、下記2つの規格を保有する会社の中から選定しています。
・品質担保の観点から、国際的な品質マネジメント規格「ISO9001」
・信用性の観点から、国際的な環境マネジメント規格「ISO14001」



※選定基準:2024年2月28日にGoogleにて「切削加工」「研削加工」と検索した際に表示される切削加工・研削加工に対応する会社123社を調査しました。(切削加工を依頼した際に、素材や精度により研削加工が必要になるケースもあることから、「研削加工」も含めて調査しています。)その中でも、ISO9001及びISO14001を取得する会社の中から、下記の基準でそれぞれ選定しています。
・守谷刃物研究所…難削材の加工に求められる切削加工・熱処理・研削加工を自社一貫で行う会社の中でも、難削材に対応した加工事例掲載が35件と最も多く(2024年3月調査時点)、難削材が使われやすい半導体製造装置や医療装置を得意としていると判断。
・キュリアス精機…ひと月あたりの生産可能個数が100万個以上と最も多く(2024年3月調査時点)、大量生産が求められる自動車部品の加工を得意としていると判断。
・プラスチック加工興和…樹脂の加工に対応する会社の中で、唯一樹脂の加工を専門とする会社と公式HPに記載されているため、プラスチック製品の加工を得意としていると判断。