焼き入れ後の金属は強度が増しているため、切削加工を行う際は特に注意が必要です。ここでは、焼き入れ後の金属の特徴や切削加工を行う際のポイント、加工会社を選ぶ際の注意点について解説します。
焼き入れとは、素材の硬度を上げるために加熱と冷却を繰り返す熱処理技術の一つです。加熱と冷却を繰り返すことで、どんどん金属を硬くすることができます。一般的には、焼き入れだけでなく、焼き戻しや焼きなましなども行なって、金属の硬度をムラなく高めます。
焼き入れ後の金属は、強度が上がっている状態です。そのため、焼き入れ前の金属と比べると切削加工がしづらく、場合によっては工具を駄目にしてしまう可能性もあります。
上述で述べた通り、金属が非常に硬い状態になっているため、切削加工に使用する工具を駄目にしてしまう可能性があります。傷ついたり歪んだりした工具で加工を続けると、部品の仕上がりに影響を及ぼす恐れがあるため注意しなくてはいけません。
また、焼き入れ後の金属は、硬度があるものの衝撃に弱い状態となっています。素材を傷めないように衝撃を抑えながら加工する技術も、焼き入れ後に切削加工を行う際は必要となってきます。
焼き入れ後の金属を加工してもらう際は、切削加工用の設備が十分整っているかチェックする必要があるでしょう。同じ素材であっても、焼き入れ前と後では硬度が大きく異なります。焼き入れ後の切削加工が行える設備があるかどうか確認しておくと良いでしょう。
また、設備だけでなく加工技術もチェックしておきたいところです。仕上がりに影響してくるため、焼き入れ後の金属の加工実績やノウハウがあるかどうかも必ず押さえておきましょう。
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なお、ここで紹介する会社は、信頼できる加工会社を選ぶ際に大前提として押さえておきたい、下記2つの規格を保有する会社の中から選定しています。
・品質担保の観点から、国際的な品質マネジメント規格「ISO9001」
・信用性の観点から、国際的な環境マネジメント規格「ISO14001」



※選定基準:2024年2月28日にGoogleにて「切削加工」「研削加工」と検索した際に表示される切削加工・研削加工に対応する会社123社を調査しました。(切削加工を依頼した際に、素材や精度により研削加工が必要になるケースもあることから、「研削加工」も含めて調査しています。)その中でも、ISO9001及びISO14001を取得する会社の中から、下記の基準でそれぞれ選定しています。
・守谷刃物研究所…難削材の加工に求められる切削加工・熱処理・研削加工を自社一貫で行う会社の中でも、難削材に対応した加工事例掲載が35件と最も多く(2024年3月調査時点)、難削材が使われやすい半導体製造装置や医療装置を得意としていると判断。
・キュリアス精機…ひと月あたりの生産可能個数が100万個以上と最も多く(2024年3月調査時点)、大量生産が求められる自動車部品の加工を得意としていると判断。
・プラスチック加工興和…樹脂の加工に対応する会社の中で、唯一樹脂の加工を専門とする会社と公式HPに記載されているため、プラスチック製品の加工を得意としていると判断。